【閉鎖・廃業対応】特殊印刷・ノベルティ印刷会社の機材片付け作業|東京都葛飾区鎌倉の施工事例
東京都葛飾区鎌倉にて、長年にわたり販促品やノベルティの印刷加工を手がけてこられた特殊印刷会社様の工場片付け作業をご依頼いただきました。
工場内には、UVインクジェットプリンターやオンデマンド印刷機、箔押し機、断裁機などの専門設備が多数残されており、閉業後も作業台上や棚の中には印刷資材・用紙・インク缶・帳票類がそのままの状態で保管されていました。
ご依頼主様は、
「設備と材料が多すぎてどこから手をつければよいか分からない」
とお悩みで、今回は「原状回復に支障のないようにすべての什器と備品を撤去してほしい」とのご要望を受け、4名体制で3日間かけて対応いたしました。
ご依頼内容の詳細
施工場所 | 東京都葛飾区鎌倉 |
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対象物件 | 閉鎖した特殊印刷会社の作業場・工房(2部屋構成) |
作業スタッフ | 4名体制 |
作業期間 | 3日間 |
作業内容 | ・印刷機器・加工機の搬出と解体 ・インク缶・溶剤の分類と適切な処分手配 ・棚や作業台の撤去・資材類の袋詰め ・紙資材・印刷物の仕分けと梱包搬出 ・床・棚まわりの簡易清掃・仕上げ |
片付け前の状況と課題
作業スペースには Mimaki UJF-3042 MkII や Fuji Xerox Versant 180 Press などのデジタル印刷機、そして箔押し用のPLEXTOR ARX-010などが残された状態で、周辺には紙粉・インク汚れ・使用途中の資材が点在していました。
特に、使用途中のインク缶や溶剤は適切な分別が必要であり、油分や臭気を含むため慎重な取り扱いが求められました。
UV印刷対応の「UJF-3042 MkII」も、使用途中の状態で残されており、インクの処理や搬出計画を慎重に行いました。
また、印刷物やラベル・販促資材の一部はお客様の要望によりリサイクル対応を行いました。
作業の流れと対応
① 初日:資材類の分別・袋詰め・棚整理
初日は、各棚や作業台に残されていた紙資材や販促物、インク缶を種類ごとに分類。ラベル付き廃液缶などは専門業者に回収を依頼し、リユース可能な什器や棚板はお客様確認の上で搬出対応を行いました。
② 2日目:機材類の解体・運び出し
2日目は、印刷機器・加工機を中心に分解・搬出を実施。重量のある装置は専用台車と2名体制で安全を確保しながら運搬しました。デジタル印刷機周辺のインクカートリッジや廃液パックも残さず撤去しました。
写真は、長年使用されていた箔押し機「PLEXTOR ARX-010」。重量があるため、2名体制で解体・搬出を行いました。
大型のオンデマンド印刷機「Versant 180 Press」も丁寧に分解・搬出。安全に解体して通路確保を行いました。
③ 3日目:最終清掃・床仕上げ
最終日は、インクや粉塵が残っていた床面や壁際の清掃を実施。油分やホコリの拭き取りを丁寧に行い、貸し出し・売却可能な状態に仕上げました。空調フィルターや作業台下も念入りに確認しました。
作業完了後の様子とお客様の声
作業後は、もともと機材や用紙で埋まっていた室内がすっきり片付き、照明も明るく反射するほどに整いました。
ご依頼主様からは、
「自分たちではどうにもできなかった場所が見違えるように綺麗になり、これで安心して次の引き渡し準備に進めます」
と、温かいお言葉をいただきました。
現場責任者より
印刷会社様の閉鎖片付けは、「設備重量」「インクや薬品の管理」「紙資材の量」が特徴的で、一般の片付けとは異なる慎重な対応が必要です。
今回は、事前にお客様と印刷資材・書類の処分方針をすり合わせたことで、スムーズな撤去が可能となりました。
特殊印刷・ノベルティ印刷会社の閉鎖でお困りの方へ
弊社では、東京都葛飾区をはじめ、都内全域にて以下のような印刷関連施設の片付け・原状回復に対応しております。
- 印刷設備・インク・棚の処分に困っている
- 印刷物や資材が大量に残っている
- 次の賃貸契約のため原状に戻しておきたい
現地調査・お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。